TRIAS 08-001-01の規定に基づくCNG車の燃費FD(km/Nm)の計算方法
 LPG(液化石油ガス)やCNG(圧縮天然ガス)を使う車両の燃費測定でも、COとCO2及びTHCの排出量を測定して燃費を計算する方法、つまりカーボンバランス(CB)法を使う点では、ガソリン車やディーゼル車と同じです。ただし燃料性状の違いに応じて燃費計算式がやや異なってきます。
その他の燃料を使う中軽量車の燃費の測定方法
シャシダイナモメータ
試験ディーゼル車
希釈トンネル
 ディーゼル排出ガス中のCO、CO2及びTHCの排出量(g/km)は、トンネル混合ガスからサンプルし測定した希釈ガスの濃度とトンネルの総吸引流量等から求めます。その結果から、ディーゼル用の以下のカーボンバランス法により燃費を計算します。
 (カーボンバランス法に関する解説は、こちらをご覧ください)
TRIAS 08-001-01の規定に基づくディーゼル車燃費FD(km/L)の計算方法
TRIAS 08-001-01の規定に基づくLPG車の燃費FD(km/L)の計算方法
 ディーゼル中軽量車の燃費測定は、シャシダイナモメータ上でのモード運転における排出ガス量の測定によって行います。ディーゼル車は粒子状物質(PM)の排出量も測定するので、排出ガス試験ではガソリン車で用いるCVS装置ではなくて、希釈トンネルを使って排出ガスを希釈します。ディーゼル車の排気管から出た排出ガスの全量を希釈トンネルに導入し、ここで新鮮空気と均一に混合させて希釈します。この希釈トンネルでは〔排出ガス+希釈空気〕の合計が常に一定になるように臨界流ベンチュリを通して混合ガスを吸引しています。
ディーゼル中軽量車の燃費試験の方法

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排出ガス、燃費、電費等の試験ー中軽量車の燃費評価とその試験方法、燃費基準について 3

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