わが国に導入されることになった最新の排出ガス試験モードが下図に示すWLTCモードです。この走行モードは、日本も含めて多くの国が参画している国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(UN-ECE/WP29)において策定、採択された世界統一試験サイクル(WorldwideLight-duty
Test Cycle-[WLTC]に基づき、わが国の排出ガス・燃費評価試験用の走行モードが、下図に示す試験サイクルに変更されることになりました。なおこの排出ガス試験は、コールドスタートで運転が行われます。
この試験モードによって測定される排出ガスの許容限度目標値は、2018年の末ないし2019年末までに適用が開始されました。すなわちこの期間以降に新型モデルとして発売された車が適用の対象となります。したがって、試験車のモデルや製造・販売された時期によって、WLTCモードで試験するか従前のモードで行われるかが異なってきます。